火の付いたよう(読み)ヒノツイタヨウ

デジタル大辞泉 「火の付いたよう」の意味・読み・例文・類語

いたよう

あわただしいさま。性急なさま。「火の付いたような騒ぎ」
大声で泣き叫ぶさま。「赤ん坊火の付いたように泣き出す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「火の付いたよう」の意味・読み・例文・類語

ひ【火】 の=付(つ)いたよう[=付(つ)くよう]

① 激しいさま。性急なさま。
談義本・虚実馬鹿語(1771)三「本手のせうぶわきさしがほしいと火の附くやうにねだりおる」
② 赤ん坊などが、大声ではげしく泣き叫ぶさま。
※生(1908)〈田山花袋二八「此子はそれア泣虫で、火のつくやうに泣いて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android