火の回り(読み)ひのまわり

精選版 日本国語大辞典 「火の回り」の意味・読み・例文・類語

ひ【火】 の 回(まわ)

火の用心のため、戸外屋内を見回って歩くこと。また、その人。
※早雲寺殿廿一箇条(17C初)二〇条「ゆふべには台所、中居の火の廻り、我とみまはりかたく申付」
② 火の燃え広がっていく度合火足
※街の物語(1934)〈榊山潤〉「炬燵から火が出たのである。火のまはりは早かった」

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