火を挙ぐ(読み)ひをあぐ

精選版 日本国語大辞典 「火を挙ぐ」の意味・読み・例文・類語

ひ【火】 を 挙(あ)

  1. 火をともしてあかりとする。灯火を点ずる。
    1. [初出の実例]「御琴の音聞えずなりぬ。即ち挙火(ひをあげ)て見まつれば、既に崩りましにき」(出典古事記(712)中)
  2. 火をつけて、攻撃合図とする。火の手を上げる。
    1. [初出の実例]「大講堂・文殊楼の辺に引へて、火を挙(アゲ)られ候へ」(出典:太平記(14C後)一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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