デジタル大辞泉 「火を擦る」の意味・読み・例文・類語 火ひを擦す・る 表向きはなごやかだが、実際は仲の悪いさまのたとえ。「法花・念仏は互ひに―・りたる間なり」〈伽・鴉鷺合戦〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「火を擦る」の意味・読み・例文・類語 ひ【火】 を 擦(す)る ( 「火」を「杼(ひ)」に掛け、杼と筬(おさ)とは擦れ合って一所に寄らないところから ) 表面はなごやかそうでも、実際は不和であることのたとえにいう。[初出の実例]「法花念仏はたがひに火を摺たるあひだ也」(出典:御伽草子・鴉鷺合戦物語(続類従所収)(室町中)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例