火上(読み)ひあげ

精選版 日本国語大辞典 「火上」の意味・読み・例文・類語

ひ‐あげ【火上】

  1. 〘 名詞 〙 盆の火祭行事の一つ。柱の先端に籠をつけ、下から小松明を投げて火を点じる祭。柱松。揚松明(あげたいまつ)
    1. [初出の実例]「新聖霊ある家には、朔日より火上と云て燈籠を高灯す」(出典:諸国風俗問状答(19C前)淡路国風俗問状答)

か‐じょうクヮジャウ【火上】

  1. 〘 名詞 〙 火の上。
    1. [初出の実例]「最後の枯草を火上(クヮジャウ)に向ひ足にて刎ね入れければ」(出典:亜非利加内地三十五日間空中旅行(1884)〈井上勤訳〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android