最新 地学事典 「火山性塊状硫化物鉱床」の解説
かざんせいかいじょうりゅうかぶつこうしょう
火山性塊状硫化物鉱床
volcanogenic(volcanic-hosted)massive sulfide deposit
VMSと略称。海底火山活動に伴う噴気堆積鉱床で火山岩を母岩とするもの。ふつう,レンズ状~シート状鉱体をなし,火山岩・火山砕屑岩・堆積岩の境界に発達することが多く,ときに鉱体の下盤には網状脈が発達。鉱体は大部分硫化物からなり,ときに多量の重晶石・石膏や石英を伴う。Cu・Pb・Znの重要な鉱床で,これら金属元素の量比によりZn-Pb-Cu型・Zn-Cu型・Cu型の3種に分類。さらに金属量比と母岩の火山岩類の化学組成・岩系や生成環境に基づいて,キプロス型(Cu型)・別子型(Cu型)・黒鉱型(Zn-Pb-Cu型)・ノランダ型(Zn-Cu型)に大別される。
執筆者:今井 亮
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

