火神(読み)かじん

精選版 日本国語大辞典 「火神」の意味・読み・例文・類語

か‐じんクヮ‥【火神】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 火の神。
    1. [初出の実例]「欲火事者、毎日朝念誦之次可采無忌者、是采無忌者火性之名也、唱此三字之時火神避不来云々」(出典中右記‐康和五年(1103)一一月一七日)
  3. 仏語密教の護世八天、十方護法神王、および十二天などの一つ。胎蔵界では外金剛部東南隅に位置する。また、婆羅門四〇種の火神に対し、一二種の火神を説く。火天。〔薬師七仏供養儀軌如意王経〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android