コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

火葦北阿利斯登 ひのあしきたの ありしと

2件 の用語解説(火葦北阿利斯登の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

火葦北阿利斯登 ひのあしきたの-ありしと

?-? 6世紀中ごろの豪族。
日羅(にちら)の父。「日本書紀」によれば,火(肥)の葦北(熊本県芦北)の国造(くにのみやつこ)で,靫部(靫負)(宮城警護者)の長。宣化(せんか)天皇のころ,大伴金村(おおともの-かなむら)の命で百済(くだら)(朝鮮)に派遣された。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

火葦北阿利斯登

生年:生没年不詳
6世紀,宣化~敏達天皇のころの九州の豪族。『日本書紀』によると,火(肥)の葦北国造刑部靫部阿利斯登といい,宣化のとき,大伴金村の命で軍を率い百済に派遣された。その子の日羅も父と渡航したか,あるいは百済に生まれて,百済王に仕えて達率の官位を持ち,大和王権との外交交渉のために敏達朝に日本に来た。阿利斯登は君姓を帯びる火の葦北(熊本県芦北地方)の国造の地位を占める有力首長であり,王権に参加して,允恭のキサキ 忍坂大中姫 にちなんで各地に置かれた刑部の集団を管理し,また大伴氏のもとで宮殿の警備などに当たる靫部(靫負)のリーダーとなった。葦北は朝鮮との海上交通の門戸であり,海外への派遣基地でもあった。名は都怒我阿羅斯等,加羅国王子阿利斯等などの類例からみて,個人名でなく首長を表す称号かもしれない。

(鈴木靖民)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

火葦北阿利斯登の関連キーワード敏達天皇漢人夜菩石姫皇女伊勢大鹿菟名子日影皇女広姫三輪逆目子媛箭田珠勝大兄皇子

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone