灰寄(読み)はいよせ

精選版 日本国語大辞典 「灰寄」の意味・読み・例文・類語

はい‐よせはひ‥【灰寄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 荼毘(だび)の灰をかきよせて遺骨を拾うこと。火葬の後、骨を拾い集めること。こつあげ。こつひろい。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「もの案じすがたして、はいよせ帰りのかほもち也」(出典:評判記・難波物語(1655))
  3. 火事のあとしまつをすること。
    1. [初出の実例]「灰寄せの人夫が集まって、釘や金物の類を拾った焼跡には」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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