遺骨(読み)イコツ

デジタル大辞泉 「遺骨」の意味・読み・例文・類語

い‐こつ〔ヰ‐〕【遺骨】

死者の骨。火葬などにしてあとに残った骨。また、戦没者の骨。
[類語]遺髪遺品形見遺物

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精選版 日本国語大辞典 「遺骨」の意味・読み・例文・類語

ゆい‐こつ【遺骨】

  1. 〘 名詞 〙 死後にのこる骨。死者の骨。いこつ。
    1. [初出の実例]「有王は俊寛僧都の遺骨(ユイコツ)を頸にかけ、高野へのぼり」(出典:高野本平家(13C前)三)

い‐こつヰ‥【遺骨】

  1. 〘 名詞 〙 死者の骨。火葬などのあとに残った骨。ゆいこつ。
    1. [初出の実例]「宇和島の土になりに行く一片の遺骨を送って」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉五)

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デジタル大辞泉プラス 「遺骨」の解説

遺骨〔小説:アーロン・エルキンズ〕

米国の作家アーロン・エルキンズの本格ミステリー(1991)。原題《Make No Bones》。“スケルトン探偵”ギデオン・オリヴァーのシリーズ第7作。

遺骨〔小説:内田康夫〕

内田康夫の長編推理小説。1997年刊行。浅見光彦シリーズ。

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葬儀辞典 「遺骨」の解説

遺骨

火葬などにして、後に残った骨。=骨あげ(こつあげ)故人を身近に偲ぶために遺骨でダイヤモンドを作ったり、遺骨携帯用のペンダントなどがあります。

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世界大百科事典(旧版)内の遺骨の言及

【納骨】より

…死者の遺骨を霊場に納めて,その魂の成仏鎮魂を祈ること。7世紀末から8世紀初頭に,仏教葬である火葬の採用からはじまった。…

※「遺骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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