灰野庄平(読み)ハイノ ショウヘイ

20世紀日本人名事典 「灰野庄平」の解説

灰野 庄平
ハイノ ショウヘイ

明治〜昭和期の劇作家,演劇評論家・研究家



生年
明治20(1887)年4月14日

没年
昭和6(1931)年4月26日

出生地
新潟県刈羽郡吉井村

学歴〔年〕
東京帝大哲学科〔明治44年〕卒

経歴
二高時代から演劇を研究、小山内薫らと知り合いアイルランド演劇を勉強。明治末から「スバル」などに戯曲、「演芸画報」「新演芸」に劇評を書いた。45年ミツワ石鹼の丸見屋商店に入社、丸見屋文庫を管理する傍ら、日本演劇史研究に従事する。大正3年三木露風らと雑誌「未来」を創刊。同年から15年間日大文学部で日本演劇史を講義した。戯曲集に「秦の始皇」があり、晩年第一書房の「近代劇全集」に英国アイルランドの戯曲翻訳を収録。没後「大日本演劇史」が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android