災害神経症(読み)さいがいしんけいしょう(その他表記)accidental neurosis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「災害神経症」の意味・わかりやすい解説

災害神経症
さいがいしんけいしょう
accidental neurosis

種々の災害に遭遇したあとで比較的慢性に起る神経症。心気的愁訴,不安,ヒステリー反応などを主症状とし,苦痛を誇大に訴える。 19世紀末以降,災害保障制度が整えられるに従って急激に増加したことから,要求表象,つまり賠償を得たいという願望が表象された心因反応と理解されるようになった。外傷神経症賠償神経症,要求神経症とも呼ばれる。

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世界大百科事典(旧版)内の災害神経症の言及

【外傷神経症】より

…外傷を契機として生ずる心因性の神経症状態の総称。災害神経症もほぼこれと同じものであり,賠償要求や補償問題,年金などが発症に関係する場合(補償金や年金を多く獲得したいという願望が動機となって発症する)には,賠償神経症または年金神経症という呼称も用いられる。不安症状,抑鬱(よくうつ)症状,心気症状あるいは種々の身体的愁訴を示したり,ときにはヒステリー症状がみられたりする。…

※「災害神経症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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