炬火(読み)コカ

デジタル大辞泉 「炬火」の意味・読み・例文・類語

こ‐か〔‐クワ〕【×炬火】

たいまつの火。また、かがり火。きょか。

きょ‐か〔‐クワ〕【×炬火】

たいまつ。かがり火。こか

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精選版 日本国語大辞典 「炬火」の意味・読み・例文・類語

きょ‐か‥クヮ【炬火】

  1. 〘 名詞 〙 松明(たいまつ)。かがりび。炬燭(きょしょく)
    1. [初出の実例]「述曰、堯帝挙炬火浸灌之喩、将天下於許由」(出典菅家文草(900頃)四・堯譲章)
    2. [その他の文献]〔儀礼‐士昏礼注〕

こ‐か‥クヮ【炬火】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「炬」は、かかげる火の意 ) 薪を束ねて立てて火を点じ、灯火とするもの。また、その係の者。たてあかし。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「炬火十二人」(出典:中右記‐大治四年(1129)七月一五日)

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世界大百科事典(旧版)内の炬火の言及

【クラウス】より

…その意味でクラウスが果たした役割は,近代西欧市民文化が技術化してユダヤ人のジェノサイド(大量虐殺)に見られるような黙示録的崩壊を遂げた現象を内側から証言することによって,文化再生の使徒となったものといえる。彼のそうした活動は主として,1899年4月に創刊して死ぬまで続けた個人雑誌《炬火Die Fackel》を舞台として行われた。機知と風刺を武器としてあらゆる領域の腐敗と戦ったこの雑誌の特徴は,ウィーンの警察長官や悪徳ジャーナリストに対する攻撃に,典型的に現れている。…

※「炬火」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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