最新 地学事典 「点欠陥」の解説
てんけっかん
点欠陥
point defect
結晶中の点状の欠陥。具体的には,1)原子1個が正規の格子点から欠けている孔(vacancy,空孔またはSchottky欠陥),2)原子1個が格子点から抜け出して格子間位置に入り込んだ格子間原子(interstitial atomまたはFrenkel欠陥),3)格子点に本来とは別の種類の原子が入り込んだ不純物欠陥,impurity(置換型異種原子)がある。なお,不純物欠陥には別種原子が正規位置以外に入り込んでいる格子間異種原子もある。この現象は可塑性,電気伝導性などの重要な性質をつくり出す。また鉱物の色の原因となっている。
執筆者:増田 俊明・秋月 瑞彦

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

