為扱ふ(読み)シアツカウ

デジタル大辞泉 「為扱ふ」の意味・読み・例文・類語

し‐あつか・う〔‐あつかふ〕【為扱ふ】

[動ハ四]処置に困る。もてあます。
「この足のかはりにわが足を切れ…切らむとする者ども―・ひて」〈宇治拾遺・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「為扱ふ」の意味・読み・例文・類語

し‐あつか・う‥あつかふ【為扱】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙
  2. 手をかけて種々に取り扱う。
  3. 処置に困る。もてあます。
    1. [初出の実例]「誠に騒ぎ惑ひて、しあつかうを見て」(出典:古本説話集(1130頃か)五八)

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