四字熟語を知る辞典 「烏兎匆匆」の解説 烏兎匆匆 月日のたつことの早い様子。 [使用例] 烏兎匆々本年議会の蓋明けもおいおい来れり[中江兆民*兆民文集|1909] [使用例] 来た頃は留学中のある教授の留守居というのであったが、ついにここに留まることとなり、烏兎怱々いつしか二十年近くの年月を過ごすに至った[西田幾多郎*或教授の退職の辞|1929] [解説] 「烏兎」は、カラスとウサギ。古く中国で「金きん烏う」「玉ぎょく兎と」と称し、太陽の中に烏、月の中に兎の象かたちがあるとしたところから、太陽と月、転じて年月、歳月の意となります。「匆匆(怱怱)」はあわただしい様子をいいます。 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報