烏出川村(読み)からすでがわむら

日本歴史地名大系 「烏出川村」の解説

烏出川村
からすでがわむら

[現在地名]東津野村烏出川

船戸ふなと村の西、力石ちからいし川の支流烏出川に沿った谷間の村で、北方不入いらず(一三三六メートル)を望む。天正一六年(一五八八)の津野船戸村地検帳は「烏出川」、元禄郷帳は「からすて川」、「南路志」は「柄捨川」と表記。津野船戸村地検帳にみえる烏出川名と上力石名を含む地域と推定される。「公領」の記載はないが、桑加地くわがいち村と同じく津野氏の直轄地と考えられる。烏出川名は地積二町三反余、ヤシキ八筆で、戸田右兵衛の扣と一反一五代余の臨泉りんせん庵領からなり、上力石名分は地積三町余、ヤシキ五筆で、戸田氏の惣領戸田大炊介扣。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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