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大山祇神/大山津見神 オオヤマツミノカミ

デジタル大辞泉の解説

おおやまつみ‐の‐かみ〔おほやまつみ‐〕【大山祇神/大山津見神】

山をつかさどる神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の子。大山祇命(おおやまつみのみこと)。

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百科事典マイペディアの解説

大山祇神【おおやまつみのかみ】

日本神話で山を支配する神。のち海・山の神となる。伊弉諾(いざなぎ)尊・伊弉冉(いざなみ)尊の子。また火の神の子とも。娘に石長比売(いわながひめ),木花開耶(このはなのさくや)姫がある。
→関連項目軻遇突智山の神

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

大山祇神 おおやまつみのかみ

記・紀にみえる神。
誕生については伊奘諾尊(いざなぎのみこと)と伊奘冉尊(いざなみのみこと)の子など数説がある。磐長姫(いわながひめ),木花開耶(このはなさくや)姫の父とされる。山をつかさどる神で,水の神,田の神としても信仰された。「古事記」では大山津見神とかく。

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朝日日本歴史人物事典の解説

大山祇神

日本神話に登場する神。「つ」は助詞「の」に当たる古い語,「み」は神霊の意を表す。よって,神名は偉大な山の神の意。『古事記』では大山津見神と書かれる。『古事記』によれば,この神は伊邪那岐,伊邪那美との間に生まれ,野の神である野椎神と役割を分担して土,霧,谷その他の神を生んだとあるのをはじめ,邇邇芸命に2人の姉妹を献上したり,また須佐之男が大蛇の難から救出した櫛名田比売の両親の親神として登場したりで,神話中数段に登場している。イザナキによって切り殺された火の神の体の各部分に八神の山津見が生まれたことからわかるように,山津見はもともと山の神の意を持つ普通名詞であり,そうした多くの山の神を総括したものがオオヤマツミであろう。

(佐佐木隆)

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世界大百科事典 第2版の解説

おおやまつみのかみ【大山祇神】

記紀神話に登場する山の神。《古事記》では大山津見神と記す。《古事記》では足名椎(あしなずち)・手名椎(てなずち)(脚摩乳・手摩乳)や木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)(木花開耶姫)の父であり天津神(あまつかみ)に対する大地の国津神(くにつかみ)として登場する。本来は農事に水を供給したりする山の神信仰から生じた神で,女神であったと思われるが,説話化される過程で男性である〈父〉が系譜的に加上されてもとの女神は娘となり,〈父〉であるオオヤマツミが男神として独立したものであろう。

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大辞林 第三版の解説

おおやまつみのかみ【大山祇神】

山を支配する神。記紀神話で木花之開耶姫このはなのさくやびめの父と伝える。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大山祇神
おおやまつみのかみ

記紀神話で、伊弉諾(いざなぎ)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子、また磐長姫(いわながひめ)・木花開耶姫(このはなさくやひめ)の父として語られる神。『古事記』で大山津見神、『伊予国風土記(ふどき)』逸文で大山積神と記す。本居宣長(もとおりのりなが)は『古事記伝』のなかで、山津見とは山津持(やまつもち)、すなわち山を持ち、つかさどる神のことであるという賀茂真淵(かもまぶち)の説を紹介している。『伊予国風土記』逸文で、仁徳(にんとく)天皇のとき百済(くだら)国より渡来、初め摂津国御島(みしま)(大阪府三島)に座し、のち伊予国御島(愛媛県今治(いまばり)市大三島(おおみしま)町)に移り、現在の大山祇(おおやまづみ)神社に祀(まつ)られたと記し、『釈日本紀』に現在の静岡県三島市大宮町の三嶋(みしま)大社の祭神としても記している。なお、現在各地の神社に祀られている大山祇神は、それらの神話と関係なく、山の神として一般に信仰されてきた神である。[鎌田純一]

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