無名門(読み)むみょうもん

精選版 日本国語大辞典 「無名門」の意味・読み・例文・類語

むみょう‐もんムミャウ‥【無名門】

  1. [ 一 ] 平安京内裏および京都御所内の門の一つ。殿上小庭の東にあり、ここをはいった所を殿上口あるいは殿上の下口という。
    1. [初出の実例]「着殿上之後、童子経無名門〈門八本無可従〉神仙両門、立殿上口」(出典台記‐天養二年(1145)正月四日)
  2. [ 二 ] 平安京内裏綾綺殿の北にある和徳門(化徳門(かとくもん))の異称か。
    1. [初出の実例]「化徳門 在東綾綺殿北今亦無額又云無名門」(出典:拾芥抄(13‐14C)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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