精選版 日本国語大辞典 「殿上口」の意味・読み・例文・類語 てんじょう‐ぐちテンジャウ‥【殿上口】 〘 名詞 〙 殿上の間(ま)に通じる入り口。小庭の東にある無名門、および小庭の西にある神仙門を出たところをいう。ここを経て小板敷または沓脱(くつぬぎ)から殿上に昇る。また、ここで昇殿を許されない者との応対をする。殿上の下口。[初出の実例]「殿上ぐちにたてる侍の人にとらせつ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例