無悪不造(読み)ムアクフゾウ

デジタル大辞泉 「無悪不造」の意味・読み・例文・類語

む‐あくふぞう〔‐アクフザウ〕【無悪不造】

[名・形動ナリ]《「悪、いたらざるなし」の意。「むあくぶぞう」とも》ほしいままに悪事をはたらくこと。また、そのさま。
「昔…ひとり―なりし優婆塞うばそくありき」〈百座法談〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無悪不造」の意味・読み・例文・類語

む‐あくふぞう ‥アクフザウ【無悪不造】

〘名〙 (形動) (「むあくぶぞう」とも。「悪、造(いた)らざるなし」の意) 悪事をほしいままにしてはばからないこと。あらゆる悪事をはたらくこと。また、そのさま。
※百座法談(1110)六月二六日「無悪不造なりしうはそくありき」
太平記(14C後)三四「無悪不造(ムアクブザウ)の兵共が」

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