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無我説 むがせつ

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世界大百科事典 第2版の解説

むがせつ【無我説】

固定的実体的な自己(我,アートマンātman)は存在しないとみる仏教独自の思想。サンスクリットでナイラートミヤ・バーダnairātmya‐vāda。インド正統バラモン教においては,一般に自己の本体としての我が存在し,それが業の担い手となって生死輪廻すると考えられていた。仏教の開祖釈尊はこの有我説に反対し,三法印の一つである〈諸法無我〉にうたわれているように,一切諸法には実体的我は存在しないと主張した。

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