無明の酒(読み)ムミョウノサケ

デジタル大辞泉 「無明の酒」の意味・読み・例文・類語

むみょう‐の‐さけ〔ムミヤウ‐〕【無明の酒】

人間を惑わす煩悩を、正常な心を失わせる酒にたとえていう語。
「―のひ心」〈謡・紅葉狩

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無明の酒」の意味・読み・例文・類語

むみょう【無明】 の 酒(さけ)

人間の本心をくらます無明を、飲むと正常な心を失うことのある酒にたとえていう。
性霊集‐一(835頃)喜雨歌「久酔无明酒、不本覚源

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