無毛・乏毛・脱毛・多毛の意味

六訂版 家庭医学大全科 の解説

無毛・乏毛・脱毛・多毛の意味
(皮膚の病気)

 無毛とは毛がまったくないことを意味します。手のひらや足の裏のような部位は無毛です。

 本来毛が生えていた部位に毛がなくなるのは脱毛といいます。円形脱毛症が代表的な疾患です。

 乏毛とは毛が少なくなることです。乏毛には毛が細く短くなること、すなわち硬毛(こうもう)軟毛化(なんもうか)と、休止期延長により成長期の毛が減る場合の2種類があります。休止期が延長して成長期が短くなると毛の本数が減ります。多くの場合、硬毛の軟毛化と休止期の延長は同時に現れます。

 多毛とは軟毛が硬毛になることです。毛の本数が増えることではありません。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

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