無記名株券(読み)ムキメイカブケン

デジタル大辞泉 「無記名株券」の意味・読み・例文・類語

むきめい‐かぶけん【無記名株券】

株主氏名券面に記載されていない株券定款に定めがある場合に限って発行できる。→記名株券

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百科事典マイペディア 「無記名株券」の意味・わかりやすい解説

無記名株券【むきめいかぶけん】

株主の氏名が株券上に記載されていない株券。記名株券に対する。ドイツなどではこれが主流。株主が権利行使する際に不便なため,日本ではほとんど利用されず,1990年商法改正で廃止された。

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世界大百科事典(旧版)内の無記名株券の言及

【株券】より

…株主の地位すなわち株式を表章する有価証券。株主の地位は利益配当請求権や株主総会における議決権その他の権利を伴っているので,株券とはこのような権利を表章する有価証券ということができる。株式を株券に表章することによって,株式の譲渡は株券の交付のみですることができ(商法205条1項),株式の流通性が高められる。1枚の株券には複数の株式を表章することができ,実際には定款の定めにより,1株券,10株券,100株券,1000株券,1万株券等が発行されている。…

※「無記名株券」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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