無高(読み)ムタカ

デジタル大辞泉 「無高」の意味・読み・例文・類語

む‐たか【無高】

知行高ちぎょうだかが定まっていないこと。
江戸時代石高のない土地。また、田地を所有しない農民

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精選版 日本国語大辞典 「無高」の意味・読み・例文・類語

む‐たか【無高】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 知行高(ちぎょうだか)がまだ決まっていないこと。
    1. [初出の実例]「七拾ケ国大名数都合弐百六拾弐人〈略〉右之内無高之人三人相除、弐百五拾九人」(出典:官中秘策(1775)一(古事類苑・官位七八))
  3. 江戸時代、石高のない土地。また、田地を所有しない百姓

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「無高」の解説

無高
むだか

水呑(みずのみ)

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世界大百科事典(旧版)内の無高の言及

【水呑】より

…無高ともいう。日本の近世期,農村に居住し,田畑を所持せず,小作地を耕作して独立の生計を立てていた農民。…

※「無高」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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