焦死(読み)こがれじに

精選版 日本国語大辞典 「焦死」の意味・読み・例文・類語

こがれ‐じに【焦死】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 焼け焦げて死ぬこと。焼死
    1. [初出の実例]「皆火に入る夏の虫の如くにて燋(コガ)れ死にこそ死けれ」(出典太平記(14C後)二五)
  3. 激しく恋い慕うあまりに、心身ともに病んで死ぬこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「我が君の御事恋したひ焦がれ死にと承及しが」(出典:浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android