然の如し(読み)しかのごとし

精選版 日本国語大辞典 「然の如し」の意味・読み・例文・類語

しか【然】 の 如(ごと)

  1. その通りだ。そのようだ。
    1. [初出の実例]「我が伯父の二生、国王と有りきと云へども、超高の為に被(ころされ)て国を持(たも)つ事不久ず。我、亦、然(しか)の如しならむ」(出典今昔物語集(1120頃か)一〇)
    2. 「去んぬる寛治の比(ころ)ほひ、堀河天皇御在位の時、しかのごとく主上よなよなおびへさせ給ふことありけり」(出典:平家物語(13C前)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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