主上(読み)シュジョウ

デジタル大辞泉 「主上」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐じょう〔‐ジヤウ〕【主上】

《古くは「しゅしょう」》天皇を敬っていう語。至尊
[類語]天子天皇

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「主上」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐じょう ‥ジャウ【主上】

〘名〙 (古くは「しゅしょう」) 天皇の尊称。かみ。うえ。至尊。
※続日本紀‐神護景雲二年(768)七月辛丑「告大丘曰、今主上大崇儒範、追改為王」
※天草本平家(1592)三「ヘイケ ワ xuxǒ(シュシャウ)ヲモ ホウワウ ヲモ トリ タテマツッテ」 〔史記‐呉王濞伝〕
[語誌]「上」は漢音が「シャウ」呉音が「ジャウ」で、中世までは「シュシャウ」と清音だったようである。江戸後期の辞書類ではほとんど「シュジャウ」と濁っており、明治以後は濁音に定着した。

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普及版 字通 「主上」の読み・字形・画数・意味

【主上】しゆじよう(じやう)

天子。君主。漢・司馬遷〔任少(安)に報ずる書〕後(のち)數日にして、(李)陵の敗書、聞(ぶん)す。上之れが爲に、味を甘しとせず。を聽くに怡(よろこ)ばず。大臣憂懼して、出づるを知らず。

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