デジタル大辞泉 「然る間」の意味・読み・例文・類語 しかる‐あいだ〔‐あひだ〕【▽然る間】 [接]1 そうしている間に。そのうちに。「その後は、いよいよ行ひ怠る事なし。―、貴き聖人なりといふ事世に高く聞えて」〈今昔・一二・三三〉2 それゆえ。そういうことで。「昔より源平両家左右の翅つばさにて、共に朝家の御まぼりなり。―、源氏世を乱れば、平氏これを鎮め」〈保元・中〉 さる‐あいだ〔‐あひだ〕【▽然る間】 [接]さて。そこで。「―立願の子細ありて」〈伽・のせ猿〉[連語]そうするうちに。そのうち。「―に、思ひはいやまさりにまさる」〈伊勢・四〇〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例