然有人(読み)さるひと

精選版 日本国語大辞典 「然有人」の意味・読み・例文・類語

さる【然有】 人(ひと)

  1. ( 前に出た人をさして ) そういう人。
    1. [初出の実例]「母に物し給ふ人は、日本にぞおはすらん。聖の、わたりたりしに、もし世の中に、さる人や物し給ふと問はせしかば」(出典:浜松中納言物語(11C中)一)
  2. しかるべき人。相当な人。立派な人。しっかりした人。
    1. [初出の実例]「亭主の、さる人にて、いみじうもてなして、事に触れつつ、聊爾(りゃうじ)ならぬ人に恥ぢ」(出典無名抄(1211頃))
  3. ある人。→連体詞「さる(然有)」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む