焼ミョウバン(読み)やきみょうばん

百科事典マイペディア 「焼ミョウバン」の意味・わかりやすい解説

焼ミョウバン(明礬)【やきみょうばん】

化学式はKAl(SO42またはK2SO4・Al2(SO43枯礬(こばん)とも。ミョウバンを160℃以下で熱して得られる無色粉末。比重1.97。ミョウバンより収斂(しゅうれん)性が強く,消毒剤として用いられる。
→関連項目カリミョウバン(明礬)

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栄養・生化学辞典 「焼ミョウバン」の解説

焼ミョウバン

 ミョウバンを200℃前後で焼いたもので,膨張剤などに使う食品添加物

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の焼ミョウバンの言及

【ミョウバン(明礬)】より

…200℃程度に熱すると無水和物となる。無水和物KAl(SO4)2は焼ミョウバン(俗に枯礬)という。比重1.97,水によく溶け,ミョウバンより収れん性が強い。…

【硫酸】より

…硫酸イオンSO42-,硫酸水素イオンHSO4を含む塩には,硫酸塩MI2SO4,MIISO4,硫酸水素塩MIHSO4をはじめタットン塩MI2MII(SO4)2・6H2Oやミョウバン類MIMIII(SO4)2・12H2Oなど多くの複塩が知られている。KAl(SO4)2・12H2Oは単にミョウバンと呼ばれることがあり,焼ミョウバンはこれを脱水したもので,KAl(SO4)2の組成をもつ。硫酸塩は一般に安定な結晶であって結晶水をもつものが多い。…

※「焼ミョウバン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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