明礬(読み)ミョウバン

デジタル大辞泉の解説

みょう‐ばん〔ミヤウ‐〕【明×礬】

カリウムアンモニウムナトリウムなどの一価イオン硫酸塩と、アルミニウムクロム・鉄などの三価イオン硫酸塩とが化合した複塩の総称。硫酸カリウム硫酸アルミニウムとが化合したカリ明礬KAl(SO42・12H2Oが古くから知られ、これをさすことが多い。いずれも正八面体の結晶をつくり、水に溶ける。媒染剤・皮なめし・製紙や浄水場の沈殿剤など用途が広い。

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大辞林 第三版の解説

みょうばん【明礬】

アルミニウム(またはクロム・鉄など三価金属)の硫酸塩と、カリウム(またはアンモニウム・ナトリウムなど一価陽イオン)の硫酸塩との複塩の総称。一般にはカリウムミョウバン(化学式 AlK(SO42・12H2O)をさす。含まれる金属によって、カリウムミョウバン・クロムミョウバン・鉄ミョウバンなどがある。媒染剤・革なめし剤・収斂しゆうれん剤・浄水剤・サイズ(製紙)などに用いる。カリウムミョウバンを熱すれば白色粉末の焼きミョウバンとなる。 〔自然科学ではミョウバンと書く〕

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精選版 日本国語大辞典の解説

みょう‐ばん ミャウ‥【明礬】

〘名〙 硫酸アルミニウムとナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属、アンモニウム、タリウムなどの硫酸塩との複塩の総称。特に硫酸カリウムとの複塩のカリウム明礬を明礬と呼ぶことが多い。無色透明の正八面体結晶。熱すると結晶水を失って白色粉末の焼明礬になる。水によく溶け、溶液は弱酸性で、収斂(しゅうれん)性がある。皮のなめし、止血剤、媒染剤、製紙などに用いられる。〔いろは字(1559)〕
※評判記・秘伝書(1655頃)なみだのひしよの事「なきたきときは、〈略〉そでぐちに、みゃうばんをぬり、袖にてぬくへば、そのまま、なみだたるもの也」

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