焼砂(読み)やけすな

精選版 日本国語大辞典 「焼砂」の意味・読み・例文・類語

やけ‐すな【焼砂】

〘名〙
火山灰
随筆耳嚢(1784‐1814)一「天明二寅年浅間山焼けて、〈略〉或は三尺或ひは一尺程に焼砂降積り」
日光を受けて熱く焼けたようになった砂。《季・夏》
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉八「炎天にてらされてその焼砂(ヤケスナ)から熱い風をふきをくるから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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