炎天(読み)エンテン

デジタル大辞泉 「炎天」の意味・読み・例文・類語

えん‐てん【炎天】

夏の焼けつくような空・天気。「炎天下」 夏》「―の空美しや高野山虚子
[類語]快晴晴れ日本晴れ晴天好天上天気天気・天気晴朗・五月晴れ梅雨晴れ秋晴れ晴れ間日照り油照り蒸し暑いむんむん暑い暑苦しい暑さ焼け付く蒸すむしむしするいきれ人いきれ草いきれ猛暑暑気酷暑極暑激暑厳暑炎暑大暑暑熱炎熱酷熱熱波温気うんき向暑残暑焦熱極熱灼熱しゃくねつむっと熱気蒸れる火照ほて暑中日盛りかんかん照りじっとりじとじとじめつくうだる湿潤多湿

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精選版 日本国語大辞典 「炎天」の意味・読み・例文・類語

えん‐てん【炎天】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「えんでん」とも ) 仏語欲界の第三重天。夜摩天(やまてん)。〔阿閦仏国経‐下〕
  3. 燃えるように暑い盛夏の空。また、その天気。炎日。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「夏日閑居要竹榭、炎天暑服愛蕉紗」(出典田氏家集(892頃)中・夏日納涼)
    2. [その他の文献]〔孔融‐雑詩〕

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普及版 字通 「炎天」の読み・字形・画数・意味

【炎天】えんてん

夏の日。南朝宋・顔延之夏夜従兄~に呈す〕詩 炎天方に埃鬱(あいうつ) 晏、塵(とざ)す 獨り靜かに闕偶に坐し 堂に臨んで星に對す

字通「炎」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「炎天」の解説

炎天

北方謙三の長編海洋冒険小説。1992年刊行。神尾修シリーズ。

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