煎餅布団(読み)センベイブトン

精選版 日本国語大辞典 「煎餅布団」の意味・読み・例文・類語

せんべい‐ぶとん【煎餠蒲団・煎餠布団】

  1. 〘 名詞 〙 綿が少なくて薄いふとん。堅くて粗末なふとん。
    1. [初出の実例]「破壁の間(ひま)洩る冬の雪颪(ゆきおろし)防ぎかねたる煎餠蒲団(センベイブトン)」(出典:高橋阿伝夜刃譚(1879)〈仮名垣魯文〉初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android