煙霧層(読み)えんむそう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「煙霧層」の意味・わかりやすい解説

煙霧層
えんむそう

地上から上空に上るに従って気温は低下するのが普通の大気状態であるが,これが部分的にでも逆転すると,その部分には,小さな粉塵密度が高くなって,大気の他の部分よりも煙霧のひどいところができる。この逆転は地上からの距離によって等高線上にできるので,煙霧は層となって広がる。そして層の厚さに差はあるが,数層,数十層にも達することがある。

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