煮切(読み)にえきる

精選版 日本国語大辞典 「煮切」の意味・読み・例文・類語

にえ‐き・る【煮切】

〘自ラ五(四)〙
① すっかり煮える。十分に煮える。煮えあがる。
② はっきりする。決断する。「にえきらない」に対してできた語。
※雑俳・柳多留‐一二(1777)「たんもののそばでおはりはにへきりな」

に‐きり【煮切】

みりんまたは酒のアルコール分を、煮つめて抜いたもの。調味料として使う。
醤油にみりんや酒などを加えて煮つめたもの。
※すし通(1930)〈永瀬牙之輔〉二八「『煮切り』と云ふのは鮪等に塗ってあるもので」

に‐き・る【煮切】

〘他ラ五(四)〙 調味料として加えたみりんや酒を煮たてて、アルコール分をとばしたり、水分煮汁を除く。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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