普及版 字通 「熄」の読み・字形・画数・意味
熄
14画
[字訓] きえる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は息(そく)。息に息止の意がある。〔説文〕十上に「畜火なり」と埋み火の意とするが、〔孟子、告子上〕に「今の仁を爲すは、ほ一杯の水を以て、一車の火を救ふがごときなり。熄(や)まざれば則ち之れを水、火にたずと謂ふ」とあるように、火が消える意。
[訓義]
1. きえる、火をけす。
2. 埋み火、火をいこう。
3. ほろぼす、やむ。
4. 字はまた、息に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕熄 ヤム 〔字鏡集〕熄 ヤム・ヒノキユル
[熟語]
熄灯▶・熄滅▶
[下接語]
終熄・殄熄・閉熄
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報