日本歴史地名大系 「熊林村」の解説 熊林村くまばやしむら 富山県:滑川市熊林村[現在地名]滑川市田林(たばやし)早月(はやつき)川が形成した隆起扇状地(東福寺野台地)の西端部に位置し、西は田林村。かつては大永田(おながた)村(現上市町)領と考えられ、大永田山と称されたが、天保三年(一八三二)に椎名道三が土地を買取り開発に着手した。同四年に「一五石高程安田山之内大永田と申す場所」の新開願状(下坂家文書)が「安田山新開作人孫六」の名で提出されているが、この孫六が道三で、のちにここに移り住み熊林村道三と名乗った。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by