熊河村
くまのこむら
[現在地名]大野市熊河
雲川と支流熊河川の間が狭まった鞍部にある。東は倉の又山で、南は温見村。篠座の養休寺に伝わる永禄一二年(一五六九)正月二五日付方便法身像裏書に「今南東郡熊野郷村 安置釈善勝」とみえ、当時は今南東郡(現今立郡)に属していたらしい。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では「西四郷」に含まれていた。正保郷帳によれば畠方のみ六石余。貞享三年(一六八六)福井藩領より幕府領となった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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