熊波村(読み)くまなみむら

日本歴史地名大系 「熊波村」の解説

熊波村
くまなみむら

[現在地名]村岡町熊波

長板ながいた村の西にあり、矢田やだ川支流熊波川の流域を占める。北西二方ふたかた柤岡けびおか村。中世には射添いそう庄のうち。寛正二年(一四六一)三月五日の治景連署売渡状(田中荘三所蔵文書)には因幡国岩井いわい(現島取県岩美町)田地の売主として「いそう庄熊波入ゑ八郎左門」とみえる。弘治三年(一五五七)の「但馬国にしかた日記」に「くまのミ」とみえ、当地には「なかせ二郎衛門殿」・宮もと殿などが住していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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