精選版 日本国語大辞典 「熱なる」の意味・読み・例文・類語 あつく【熱】 なる ① むきになって、憤慨する。腹を立てる。かっとなる。[初出の実例]「思の外野風が大ぼれにほれたやうすで、とんだもてるから、一座の客があつくなって野風をよび出して」(出典:洒落本・古契三娼(1787))② 何か一つのことに、すっかり熱中してしまう。のぼせあがって、夢中になる。とくに、恋人を熱愛する。あつあつとなる。[初出の実例]「吉原の女郎より、毎日毎日の文。『今夜もゆかねばならぬ』と客もあつくなって行く」(出典:咄本・無事志有意(1798)文) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例