熱悩(読み)ねつのう

精選版 日本国語大辞典 「熱悩」の意味・読み・例文・類語

ねつ‐のう‥ナウ【熱悩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。はげしい心の苦悩。身をやくような心の苦悩。
    1. [初出の実例]「法能我甘露去熱悩」(出典性霊集‐八(1079)為先師講釈梵網経表白)
    2. [その他の文献]〔北本涅槃経‐九〕
  3. 熱さに苦しむこと。
    1. [初出の実例]「離却熱悩、涼意満懐、我有斯室、任汝去来」(出典:丱余集(1409頃)下・涼室銘)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android