熱電堆(読み)ネツデンタイ

デジタル大辞泉 「熱電堆」の意味・読み・例文・類語

ねつでん‐たい【熱電堆】

熱電対ねつでんついを多数直列につなげたもの。わずかな温度差でも大きな起電力が得られる。放射計などに使用熱電対列サーモパイル

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精選版 日本国語大辞典 「熱電堆」の意味・読み・例文・類語

ねつでん‐たい【熱電堆】

  1. 〘 名詞 〙 熱電対(ねつでんつい)を多数直列につないだもの。放射線をあてると生ずる熱電流を利用したり、放射線の強さを測定したりするのに用いる。

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百科事典マイペディア 「熱電堆」の意味・わかりやすい解説

熱電堆【ねつでんたい】

熱電対列

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世界大百科事典(旧版)内の熱電堆の言及

【赤外線】より

…ただしその多くは,出力がそれほど大きくなく,他の目的に使用されるまでには改善の余地がある。
[検出器]
 熱起電力を検知する熱電対,あるいはそれを直列に連結した熱電堆,金属の電気抵抗の温度変化を検出するボロメーター,半導体の抵抗値の温度変化を検出するサーミスターなどは,いずれも赤外線の熱作用を利用した間接的検出器である。気体の熱膨張によって,その容器の一部を形成している薄膜が変形するのを光学的に高感度で検出するゴーレイ・セルも一時期は多用された。…

【光検出器】より

…光子効果型と異なり光のパワーに対する波長感度特性がほぼ平たんであり,長波長赤外域においても常温動作のものを作りうる点が特徴である。検出器は熱‐電気変換部によって特徴づけられ,熱電対温度計を用いた熱電対や熱電堆,抵抗温度計を用いたボロメーター,気体温度計を用いたゴレーセルGolay cell,焦電現象を利用した焦電検出器pyroelectric detectorなどが実用されている。(3)波動相互作用型 光の電磁波としての性質が直接物質との相互作用を誘起する現象を利用したもので,光ヘテロダイン検出器,パラメトリック検出器,ジョセフソン検出器などがある。…

※「熱電堆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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