熱電流(読み)ねつでんりゅう

大辞林 第三版の解説

ねつでんりゅう【熱電流】

二種の異なる金属線を接合して閉回路をつくり、二つの接合点に温度差を与えたとき、回路に流れる電流。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

熱電流
ねつでんりゅう
thermoelectric current

異なる種類の導体(または半導体)を接合し、接合部分の温度に差をつけると、一般にこの回路に電流が流れる。この現象をゼーベック効果といい、この電流を熱電流という。熱電流は、この回路に発生した起電力によって引き起こされる。これが熱起電力である。熱起電力は、導体中に温度差が生じたことによる熱の流れと、それに伴っておこる電子の流れとの比が、導体の種類によって異なることから引き起こされる。熱電流を利用して発電を行うことができる。これを熱電発電という。普通、p形の半導体とn形の半導体を接合したものを素子として用いるが、熱効率は低い。[野口精一郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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