燃え渡る(読み)モエワタル

デジタル大辞泉 「燃え渡る」の意味・読み・例文・類語

もえ‐わた・る【燃え渡る】

[動ラ四]
絶えず火が燃えつづける。また、一面に燃え広がる。
「―・る火のほとりにはありながら」〈延宝版宇津保・国譲下〉
心の中の苦しみが、絶えることなく続く。
「わが恋の消ゆる間もなく苦しきはあはぬ嘆きや―・るらむ」〈後撰・恋五〉

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精選版 日本国語大辞典 「燃え渡る」の意味・読み・例文・類語

もえ‐わた・る【燃渡】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 絶えず火が燃え続ける。また、あたり一面に燃えひろがる。転じて、心の中の苦しみが絶えず続く。
    1. [初出の実例]「したにのみもえわたれどもうちはへてわがおもひをばけつひともなし」(出典:躬恒集(924頃))

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