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爆発加工法 ばくはつかこうほうexplosive working

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

爆発加工法
ばくはつかこうほう
explosive working

高エネルギー速度加工法の一つで、爆薬の爆発圧力を利用する金属の塑性加工法。爆発物と被加工物の位置関係により分離法と接触法とに大別される。分離法では爆薬は被加工材の表面から離れて装着され、爆発のエネルギーは適当な媒体(普通は水)を介して被加工材に伝えられる。接触法では爆薬は被加工材の表面に装着される。分離法における衝撃圧力は、たとえば鋼材を鋼のダイスに60メートル/秒で衝突させると、鋼材とダイスに10キロバールの衝撃波が導入され塑性変形が引き起こされるが、金属の種類に応じて臨界衝撃速度があり、これを超えると被加工材に破壊がおこる。接触法では塑性衝撃波が導入され、その大きさは、たとえば混合爆薬Bを鋼に接したときは450キロバールであった。種々の加工法に応用できる。この方法のおもな利点は、強い鋼やその他の硬い合金を複雑な形に成形でき、また型も安価なものを使用できること、また圧力を取り去っても戻りがほとんどないことなどである。[志村宗昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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