爪垢(読み)つめあか

精選版 日本国語大辞典 「爪垢」の意味・読み・例文・類語

つめ‐あか【爪垢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 爪にたまった垢。
    1. [初出の実例]「一本を、爪垢(ツメアカ)のたまった指先で引っ張り出した」(出典坑夫(1908)〈夏目漱石〉)
  3. わずかばかりの物のたとえ。爪の垢。
    1. [初出の実例]「爪垢(ツメアカ)ばかりの銭争ふものと」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴一九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android