爪引く(読み)つまびく

精選版 日本国語大辞典 「爪引く」の意味・読み・例文・類語

つま‐び・く【爪引・爪弾】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙
  2. ( 古くは「つまひく」か ) 弓の弦を指先ではじく。
    1. [初出の実例]「梓弓(あづさゆみ)爪引(つまびく)夜音(よおと)遠音(とほおと)にも君が御幸(みゆき)を聞かくし好しも」(出典万葉集(8C後)四・五三一)
  3. ( 爪弾 ) 琴・三味線などの弦楽器ばちを用いないで、指先または爪先でかるく弦をはじいてならす。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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